○エアバス・インダストリーとの提携関係
ボーイングとの提携関係に比べると、欧州のエアバス・インダストリーとの関係はまだ目立ったものにはなっていない。しかし、川崎重工業がA321エアバス用の後部延長胴体の製造を行うほか、住友ゴム工業がタイヤを供給している。また、これ以外にもわが国の航空機部品・機器関連メーカとの提携関係を結ぶ動きがいくつか見られる。
○その他の提携関係
アメリカのロッキードとは川崎重工業が対潜哨戒機P-3Cのライセンス生産を行っているが、部品関連では住友ゴム工業がL1011トライスターとタイヤを供給している。地域航空機会社向けのオランダのフォッカーへは富士重工業がフォッカー50向けの方向舵を生産している。