4)研究開発体制に対する改善点
図3-17は、研究開発体制に対する改善の必要性についての回答結果である。約4割の研究開発者が改善を望んでいるが、特に年配の研究開発者に改善を望む声が強い。改善点の具体的内容の例を以下に示す。
主に、自由度の高いプロジェクトチームのような体制や外部との交流がしやすい体制が望まれているとともに、きちんとした体制が組めるような研究開発者(特に優秀な若手の人材)の確保が望まれている。
・ライン業務から離れたプロジェクトチームによる開発が望ましい。
・フラットな組織、体制の実現。
・財団、社団法人、国の関係が複雑すぎる。
・個人プレーの可能な体制の確保。
・研究開発者の権限強化。
・有能な若手研究者の確保、育成。
・国内外を問わず、外部との交流ができる体制が必要。
・チームが組める人的体制の確保。
・企業間のバランスや出身会社の利害から独立した民間研究機関を作るべき。