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(4)研究開発マネジメント方法

 

1)研究開発計画・戦略策定方法

アンケートから抽出された主な研究開発計画・戦略策定方法は以下のとおりである。

ボトムアップ型やトップダウン型等各企業でさまざまな方法が採用されており、特に傾向のようなものは見られなかった。

 

・研究開発者個人が決める。

・各部門で部門トップが策定する。

・分野別開発会議にて策定する。

・技術部門あるいは設計部門が営業情報をもとに策定する。

・役員会にて策定する。

・トップダウンで決定する。

・技術部、営業部、製造部の意見を聞き、社長が決定する。

・親会社に全面的に依存している。

 

2)研究開発テーマの選定方法

アンケートから抽出された主な研究開発テーマの選定方法は以下のとおりである。

基本的に、前項と同様にさまざまな方法が採用されているが、各部門の責任者が選定するケースが多く、計画や戦略策定の場合よりは下のレベルでテーマ選定がなされているようである。

 

・研究開発者個人が決める。

・各部門にて選定する。

・分野別開発会議にて選定する。

・商品企画部門が提案し、経営判断する。

・設計部門が営業ニーズを吸い上げて選定する。

・社長が選定する。

 

3)予算の配分方法

アンケートから抽出された主な予算の配分方法は以下のとおりである。

企業における予算配分方法は、基本的には現場から申請された案を、管理部門や役員が審査、決定するというボトムアップ型が多いようである。

 

[大学]

・大学側が決める。

・主任教授及び会計担当者が公平に配分する。

[企業]

・原則的には申請事業部に一任されている。

・各分野からの研究案件を本社の営業・技術担当部長が審査し、事業本部長が承認する。

・年度ごとの各事業部の研究開発方針に従い、重要なものに重点配分する。

・管理部門がヒアリングのうえ決定する。

・会計部門で予算案を作成し、運営委員会で決定する。

・経営企画室で申請予算を審査、決定する。

 

 

 

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