なお、我が国造船業従事者を年齢構成の観点から見ると、団塊世代が全体の半分近くを占めており、現在の雇用体制のままでは、10〜15年後彼らの定年退職による労働力の減少と、将来の技術継承への深刻な影響が懸念される。また、我が国全体の就労人口の推移として将来的に全産業において高齢化が進んでいくことは避けられない問題であり、自動化・生産のシステム化と技能の継承に関して、より一層の対処が必要と思われる。
前ページ 目次へ 次ページ