6.2 自動3次元曲げ加工システムの計測情報連結システムの検討
自動3次元曲げ加工システムを用いたブロックの出来上がり形状を計測することで、外板とロンジ、外板とトランスとの間に発生するギャップ量を予め予測することは溶接品質向上につながる。ギャップ予測の処理方法としては図6.5に示すようにトランスおよびロンジが取付られる部分の外板シェルの曲線形状を比較することでギャップ量を算出し、得られた値を溶接線情報のギャップの項目に設定し、CAMシステムに出力するものである。ただし、ロンジとトランス部分、カラープレートとトランス部分の立向溶接となる部分の開先ギャップが求められないこと、第1報での調査結果のギャップ量が大きくないこと、溶接装置の倣い精度が良好なことなどより、今回はシステム検討の段階に止めておくこととした。