開先幅方向にレーザセンサを揺動させた場合の検出波形の一例を図3.4に示す。なお、レーザセンサは三角測量面が溶接進行方向と平行になるように設置している。
また、溶接アーク光のノイズを除去するためにレーザ光と同じ周波数成分の光しか通さない干渉フィルター(バンドパスフィルタ)をレーザセンサの受光面に装着している。図3.5にレーザセンサ検出波形に及ぼすアーク光の影響を示す。また、溶接ヒューム(煙)の影響を受けないようにレーザセンサのカバー内にガスを流している。なお、レーザセンサの揺動軸は溶接線倣い制御用のX軸スライドブロックと同じ方式であり、センサの揺動位置はポテンショメータにより検出する。
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