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れ性能)も良好であることが要求される。上記観点から溶接材料メーカ(株式会社神戸製鋼所)に相談し、ソリッドワイヤ(銘柄:MG-50D)を選定した。また、溶接ワイヤ径は傾斜溶接における比較実験から1.4mmφを選定した。

後行電極の溶接ワイヤには、傾斜溶接においてもビード外観形状が良く、スラグ剥離性に優れることなどが要求される。そこで、ソリッド・メタルコアード・フラックスコアードの3種類のワイヤを実験により比較した。図1.5に後行電極のビード外観の比較結果を示す。ソリッドおよびメタルコアードワイヤでは、ビード表面にスラグが焼き付き、スラグの剥離性が悪いのに対して、フラックスコアードワイヤは非常に良好でビード外観も美麗であった。そこで後行電極の溶接ワイヤにはフラックスコアードワイヤを選定した。なお、ワイヤ径については、傾斜溶接時の湯流れ防止やアンダカット発生防止の観点から、最も細径の1.2mmφを選定した。ワイヤの銘柄については溶接材料メーカーと相談し、DW-55Eを選定した。

 

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5種類の裏当材を用いて溶接を行い、裏ビード形状を比較した。図1.6に各裏当材の方式とビード形状および比較実験結果の概要を示す。この結果、溝付セラミックス&ガラステープ方式(商品名:FBB-3A)を選定した。

 

 

 

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