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(5)循環式陸上養殖法の水浄化の概念

1993年、ノルウェーのトロンハイムで開催された国際会議Fish Farming Technologyで、ドイツ・キール大学のハラルド・ローゼンタール教授が総括した養殖用水循環式浄化システムの概念は下図のとおりであった。

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また、1997年10月、函館におけるJIFAS国際養殖セミナーで、EMAP社の編集主幹トム・レイ記者は、完全循環式の先進的な陸上養殖システムを満たす機能として、下記の項目を指摘している。

?適性水温を制御できる

?浄化能力を安定させるため自己洗浄機能を持つ

?毎日の水交換量は全用水の2%以内

?水交換なしで数日間運転できる

?病気の侵入を阻止できる

?魚の密度は100kg/m3以上

?装置は単純で建設費が安い

?運転経費が安い

 

 

 

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