日本財団 図書館


バブル崩壊以降のクルマエビ相場は、低下傾向にあるとともに、需要期(年末〜5月)と不需要期の価格差が縮まっている。平成5年来のPAVによる斃死禍からは、ようやく立ち直りを見せはじめ、生産量はやや回復基調にはあるが、価格はまだ下げている。

086-1.gif

ウナギの生産はほぼ100%養殖によるものであるが、近年シラスの不漁が続いており、生産量は減少している。ウナギの国内消費量は11万〜12万トンであるが、国内での生産量は3万トン以下であり、供給のほとんどを中国、台湾、マレーシア等からの輸入に依存している。しかし、これらの国においても、シラス不足が顕著であり、最近はヨーロッパウナギの飼育に切り替える業者が増え、主に加工品として日本に搬入されるようになった。

近年の国内シラス採捕・池入推移

平成2年 57.8トン

平成3年 46.7トン

平成4年 44.5トン

平成5年 43.0トン

平成6年 29トン

平成7年 35トン

平成8年 31トン

平成9年 17トン

086-2.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION