ウナギの生産はほぼ100%養殖によるものであるが、近年シラスの不漁が続いており、生産量は減少している。ウナギの国内消費量は11万〜12万トンであるが、国内での生産量は3万トン以下であり、供給のほとんどを中国、台湾、マレーシア等からの輸入に依存している。しかし、これらの国においても、シラス不足が顕著であり、最近はヨーロッパウナギの飼育に切り替える業者が増え、主に加工品として日本に搬入されるようになった。
近年の国内シラス採捕・池入推移
平成2年 57.8トン
平成3年 46.7トン
平成4年 44.5トン
平成5年 43.0トン
平成6年 29トン
平成7年 35トン
平成8年 31トン
平成9年 17トン