(a) 製品主導型工程設計
製品主導型工程設計では、自動設計と対話設計の連携を基本方針とし、設計過程で組立方法に複数の選択肢がある場合は、その都度設計者が選択して、全体の設計効率、設計品質の向上を狙っている。
設備への割り付けは、製品特性と設備特性をキーにしてパターンマッチングで実行される。その際使われるキーをGTコードと呼ぶ。
(b) 資源主導型工程設計
ある仕様の設備が存在し、複数の設備をグループ化した設備群があり、実際の工場や棟が設備群で表現され、設計対象の製品を設備群に割り付けると、その設備群の標準的な組立順序が設計されるというのが設備主導型工程設計の概要である。
標準的な組立手順は、組立テンプレート(カタログ)、すなわち、部品ツリーの雛形で表現されるが、製品をマッチングさせるためには製品特性をテンプレートの記述方法と一致させておく必要がある。