(b) 2次フェーズ
2次フェーズはブロックの重量や寸法を考慮して継手配置の検討を行うためのものである。検討は1次フェーズのフィードバックが織り込まれた線図情報、一般配置情報、機関室配置情報及び中央断面図並びに工場設備制約を基に実施され、検討された継手配置は基本設計にフィードバックされる。基本設計はこのブロック継手配置情報を船殻の強度計算や艤装品の配置に反映する。また、本フェーズではブロック重量や溶接長などの管理物量が概算されて中日程計画などに反映される。
(c) 3次フェーズ
3次フェーズはブロックごとの組立手順を考慮してブロック継手、ブロック内継手を決定するためのものである。検討は2次フェーズまでに作成された概略ブロック分割情報や構造別の仮の構造情報を基に実施され、検討された継手配置は詳細設計と生産設計にフィードバックされる。詳細設計と生産設計はこの継手位置情報を生産計画の基本情報として反映させる。
作業フェーズをまとめたものを表5.2-1に示す。