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作業手順の表現方法を示す。ただし、工程設計での艤装品の扱い、配材手順、溶接方向等の作業指示情報の表現などは重要な項目であるが、GPME FLでは実装されていない。

(3) FL拡張要件の整理

上記の機能要件の抽出や整理とGPME実装済みの仕様との差分から、拡張要件が整理できる。拡張要件にはPM(FL)の拡張要件と、対応する工程設計アプリケーションへの要求機能に分類される。後者については5.2 で述べる。

こうして中間製品の属性として不十分な情報は、艤装品、足場ピースなどの種類分けの認識情報と、配材手順、配材方向、溶接手順、溶接方向などの作業に関するものであることが分かる。

工程設計の観点からFLの拡張項目は次の3点である。

・艤装部品の識別、艤装品等にある標準品、足場ピースなどの付加物の表現

・溶接線等の詳細な作業の対象物の表現

・工程設計と構造様式、構造配置との整合性保持の仕組み

 

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