表の中で特記してあるIDEFについての概要は次の通りである。
(ア) IDEF0は機能モデリング手法
静的な機能モデル(分析対象領域の機能やプロセスを構造化したもの)を作成する手法である。それもトップダウン方式に階層的にモデル化して表現する。
(イ) IDEF1/1Xは情報モデリング手法
IDEF1は情報のモデリング化の手法である。IDEF1XはIDEF1の拡張として開発され、特にリレーショナルデータベースの設計のための手法として使われている。
(ア) IDEF3はプロセス記述獲得手法
IDEF3は作業を時系列的に表現するための表記法で、IDEF0を補完する。IDEF0の形式で自分の業務を表現(モデル化)するのに慣れていない一般業務担当者が、IDEF3によることとすれば、業務アイテムを発生順(時系列)に述べるのに近いので、業務内容を記述し易い。IDEF3については3.で詳述する。