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ウィザードによりOCXを生成できるので、これによりVisualBasic等でCORBAのクラアント及びサーバーを開発することができる。

(f) その他の技術的特徴

メッセージフックは3つ存在する。Smart Proxyという機能でクライアントプロセスがサーバーを呼び出す場合に、データのキャッシングやサーバーからのコールバックのハンドリングなどのカスタマイズが可能となる。フィルターという機能によって、メッセージ配信の各局面において、セキュリティ機能の付加やメッセージロギングなどのフックが可能となる。また、ローダーという機能によりオブジェクトフォールト時の処理をユーザーが定義することができる。

オブジェクトデータベースへのアダプターが存在し、現在はObjectStore及びVersantに対応している。実験的な機能として、オブジェクトの値渡しやリクエストバッファの暗号化フックなども存在する。

(g) 稼動実績

稼動数:海外に2,000社と15,000ライセンス。国内に200社

事例:モトローラ社のイリジウム計画

ボーイング社の航空機製造プロセスのリエンジニアリング計画

ケミカルバンクの全社規模のシステム構築

香港テレコム社の双方向マルチメディアサービス

Los Alamos National Laboratoryの医療改善マルチメディアシステム

(4) VisiBroker

(a) IDL

現在、Java、C++、Smalltalkへのバインディングがなされていて、CORBA準拠のJavaバインディングを行っている唯一の製品である。Javaバインディング製品が常に最優先で開発され、次バージョンでは1か月遅れでC++版がリリースされる。今後もJava、C++に関しては同様な順序でリリースを行っていくと考えられるが、他言語サポートに関する予定は不明である。

(b) 通信プロトコル

単一ORB環境及び複数ORB環境でのクライアントとサーバー間の通信はすべてIIOPで行われる。ただし、スマートバインディングと呼ばれる実装を行っており、クライアントとサーバーが同じマシン上で実行されている場合は、共有メモリを用いた通信が行われる。開発者は全く通信プロトコルを意識する必要はない。

(c) ORBコア

動的インタフェース呼び出し、動的スケルトン呼び出し及びサーバーの動的活性化すべ

 

 

 

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