?機関室構造の開発
上甲板に必要な大きさの開口部を有する機関室構造とする。
?機関室タンクトップのドライ化(ビルジ “ゼロ”化)
機関や補機類の軸シールや点検栓シールには、メカニカルシールやOリングを使用する。
パッキン部の強化を図る(銅パッキンや液状パッキンの採用)。
タンクや空気冷却器等で、ドレンの発生が抑えられない機器については、専用のタンクまたは配管を設ける。
C.居住環境の整備
居住区近代化の目標
?若い世代にも適合した快適な居住空間を開発する。
?省力化に対応したワンフロアーの省スペース、低コスト型居住区を実用化する。
居住区の近代化仕様
?ボートデッキへの居住スベースの集中配置
騒音・振動の少ない居住区を実現する。
(可能であれば、上甲板を空きスペース化し広い開口部と修繕空間をとる。)
?ゆとりのある個室
個室面積を拡大し、ゆとりを持たせる。
若い世代の生活感覚を取り入れた個室設計を行う。
?バス、トイレの仕様向上
若い世代や女子船員に対しては個室化する。また、仕様の向上を行う。
可能な限り標準化したパネルやファシィリティを導入する。
D.船内LAN(Local Area Network)
船内LAN採用にあたっての目標
?船内の機器情報を統合し、いつでも、どこへでも発信し、運航の把握や故障診断が行えるシステムを内航小型船で実現する。
?内航小型船の運航データを収集し、運航評価を行い、一層の近代化を図る。
?情報通信の信頼性向上と、工事の簡略化を図る。
船内LANの計画仕様
?操舵室に、船外通信用およびPC用ポートを設ける。