日本財団 図書館


専用回収機能

MSRCは、現在全国に106基の回収装置を有している。当初MSRCは96基の回収装置を購入したが、それが現在のレベルにまで拡大した。MSRCの合計回収能力(米国沿岸警備隊の査定による)は下記の種類の回収装置を含め、有効回収能力(EDRC)454,178バレル/日である。

* Trans-Rec350

* Aardvac800

* DesmiOcean

* GT-185

* Seawolf

* Walosep W-4

* WP-1

* Vikoma 3-Weir

 

専用一時貯蔵設備

OSRVの設計、建造に加えて、MSRCは容量が32,000〜68,000バレルの範囲の沖合バージ17隻を購入した。MSRCは、これらのバージに乗組員用の居住区を装備し、更に油流出事故対応作業に適した船舶とするためにその他の改装を行った。又、MSRCは各々400バレルの回収油を収容可能な68隻の浅水域用バージ及び500バレルと3,000バレルの大きさの曳航可能な貯蔵用ゴム製袋85個を保有している。MSRCの合計一時貯蔵能力は902,300バレルである。

 

専用オイルフェンス

MSRCは沖合用、沿岸用及び潮間帯用のものを含め、311,340ftのオイルフェンスを購入した。したがって、MSRCはあらゆる水深及び環境下でのオイルフェンスを展張する能力を備えている。

 

研究開発

MSRCの研究開発5ヵ年計画は下記の分野の研究に資金を供給していた。

* リモートセンシング能力

* 現場焼却

* 分散処理剤

* 油/水分離システム

* 対応策の有効性

* 生物修復

* 流出影響評価

 

流出管理

MSRCが顧客に提供する流出管理機能には下記の専門分野があった。

* 指揮と統制

* 作業

* 保健と安全

* 計画策定

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION