共同研究成果報告会
・日時:平成9年11月21日11時〜12時
・場所:(財)港湾空間高度化センター6階大会議室
・出席者
(講師)
リオデジャネイロ埠頭公社エンジニアリング・開発ディレクター アイルトン・コスタ・シャビエル
(参加者)
運輸省港湾局開発課 斎藤補佐官、安部第一計画係長、
環境整備課 阿部海域整備対策第二係員
(財)港湾空間高度化センター 戸嶋理事長
常陸理事兼第一調査研究部長、桑原調査役、滝野主任研究員、伊与久主任研究員
馬場第二調査研究部長、小田主任研究員、鈴木研究員、押鐘職員
片岡理事兼環境研究部長、田谷主任研究員、船橋研究員、和田職員
米国ニューヨーク州登録建築家(ペンシルバニア大学博士課程在籍)リチャード・ウェイン・バーマン英国ネピア大学経営学科講師 アルフレッド・ジョン・ベアード
(通訳)
木村京子
・シャビエル氏講濃
(はじめに)
私がここに参りました最初の日にお話ししましたように、リオの埠頭公社では新しいシンボルマークをつくりました。これがそのシンボルマークです。このカモメのシンボルマークはリオ港に新時代が来ることの象徴であり、同時に、新しい開発が始まることのシンボルでもあります。
まず、私をここに招んでいただきましたことに対しまして、港湾空間高度化センターの皆さんに改めてお礼を申し上げたいと思います。ここに来られましたことで、日本のこれまでの経験と照らし合わせて、私どもの国の港湾開発の計画、あるいはウォーターフロント・プロジェクトを分析する機会を得ることができました。ありがとうございます。
こちらに参りましてから厳しいスケジュールのプログラムでありまして、視察やら会議やらで非常に忙しかったのですが、その中でいろいろなことを学ばなければなりませんでした。しかし、おかげで、21世紀が始まるに当たり、より成熟した、より生産性の高い社会にしていくためにはどうしたらいいかが見えてきたような気がします。
私が第1日目に行いましたプレゼンテーションで述べさせていただいた主な内容をかいつまんでこれから申し上げたいと思います。
(ブラジル概説)
ご存じのとおり、ブラジルは国土面積の非常に大きい国です。その経済規模も非常に大きい国です。現在ブラジルは、発展途上経済から成熟経済に向けて近々生まれ変わるために、いろいろな障壁を乗り越えようとしています。