2. 横の建築物群とは離れたところに縦方向の建築物群。現在DOCASのビルがある場所につくられる。ここは、将来(たとえばホテルやオフィスビル群の)建設が必要になったときのために建設用地としてリザーブされる。
B 企業家/建設者的視点
・3つのステップでプロジェクトを推進、建設をすすめていく可能性
1. 現在の倉庫をそのまま、あるいはモデルチェンジして利用する。
2. 現在の埠頭に横のブロックを建設する。
3. 縦のブロックを将来の建設のための用地として整備する。
ドルフィンとドルフィンの間の埠頭中央部を掘りこんで、地下に駐車スペースを確保する。
投資利益率についてのさらに辞しい調査の結果次第では、地下三階建て以上にすることも技術的には十分可能である。
C アクセス面
・リオブランコ通りからロドリゲス・アルヴェス通りまでの道路網を設計し直して、現在道路が横切っているために二つに分断されてしまっているPca Maua広場の原状を取り戻す。
・マウア男爵像は、リオブランコアクシス通りに移設されてよく見えるようになった。
・ぺリメトラル通りの一部は少し深くて、道路面と同じ高さになっている。そのことで、市の中心部がグアナバラ湾と再び一体になる。
・このように、海と一体化した広場が市街地と新しい埠頭プロジェクトとの重要なリンクになる。
・900台駐車可能な地下駐車場の建設。道路が二重になっていたり海辺の区域で一部深くなったりしているため、この駐車場へは直接アクセスできる。現在のアクセスが損なわれることはない。
・現在の倉庫と倉庫の間に、屋根なしの小規模駐車場を建設。ここへは、ロドリゲス通りで行ける。
D 法的側面
・法的な考え方に沿った地域改善方針について、現在市議会で採決中である。
・建築面積を制限し高さ制限を設けてサンベント寺院の姿がよく見えるようにするという意図を理解し、市街地との釣り合いを考えたボリュームを決める。このプロジェクトでは、以下のようなパラメーターを各ブロックごとに設けている。
1. 横方向の建築物群は、建築面積21000平方メートル、総面積68000平方メートル、規定の高さ制限の範囲内で建設される予定。
2. 一方、建築面積22000平方メートルの縦方向の建築物群に関しては、寺院の景観を損ねないように高さは90メートル、総面積90000平方メートルとする。