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第3のゾーン(黄色の部分)は多目的で開発します。

(マウア埠頭開発プロジェクト)

お手元にお持ちだと思いますが、この中には、マウア埠頭プロジェクトについて詳しく書いてあります。上の写真はセペティバ港です。下の完成予想図はリオデジャネイロの新興のコンテナ埠頭です。公共事業が進行中です。中央の予想図がマウア埠頭の再開発プロジェクトです。

マウア埠頭プロジェクトの内容ですが、いろいろな施設が入ることになっています。コンベンションセンター(1,600人収容の講堂がある)、ショッピングセンター(フェスティバル・ショッピング。普通の単なるお店ではなく、エンターテイメント性の強いショッピングセンター)、劇場(2,600人収容。中央の完成予想図の左端の埠頭の端にできる予定)、ジオード(360人収容の講堂のある、三角のガラスでできたドームのようなもの)、ハプニングプラザ(面積5,000m2、市に面している側の横にできる)ができます。

きょう持ってきたのがマウア埠頭開発の詳しいパンフレットですが、ここに書いてあるのはベーシックな案で、実際開発を進めていく過程で市民の要望等々を含めて変わっていく可能性もあります。これをベースにして、実施過程で、どこから先に手をつけるか、その次にはどこを開発するかという話をこれから詰めていかなければいけないと思います。このプロジェクトはこれから十数年続く予定です。

(おわりに)

リオデジャネイロの港湾局の出しているパンフレットもお持ちしました。この中にも幾つか写真があります。また、セペティバ港に関するパンフレットもあります。セペティバ港の開発は6割方終わっている状況で、現在貨物取扱量がゼロのところを2020年までには600万TEU扱うのが目標です。また、リオの港湾開発の戦略プラン等についての資料もあります。

最初にも申し上げましたとおり、このロゴで言いますと「カモメは既に飛び立った」と言えるかと思います。これから先の共同研究について、両国(日本とブラジル、アメリカ、スコットランドを含めて)の開発プロジェクトのスタイルの違い、あるいは開発を実施していく上で突き当たってくる問題点をどう解決していくかという点について、皆様方から勉強させていただきたいと思います。今後もお互いの親交を深めて、あるいはあちこちの港湾を訪ねたりして比較研究できればと思います。資料をお預けしておきます。それでは残りの時間で、もしご質問があればお答えしたいと思います。ありがとうございました。

 

・質疑応答

(質問)

私もかつてブラジルに3年住んでいまして、ブラジルの港湾についていろいろ勉強させていただきましたが、先ほどシャビエルさんのお話のようにブラジルの経済事情は目まぐるしく変化するので、もう昔のことになっていまして、現在のブラジル中央政府とリオデジャネイロの州政府とコンパニーアドッカス・ド・リオデジャネイロ(リオ埠頭公社)の、港の管理、開発に関しての関係はどうなっているか。また、リオ埠頭公社は港湾管理者ですが、港の管理運営についてどういう業務をされているか教えてください。

 

 

 

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