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事実英国では、国際貿易の輸送市場にフェリーがかなり食い込んでいる。とすると、英国に関するかぎりそれは確かである。

したがって、日本の業界および政府は、隣接するアジア諸国との貿易拡大の手段として、フェリー部門が果たしうる重要な役割について考えてもよいはずである。英国の国際貿易では現在、近隣諸国との近海輸送機関としてフェリーがよいとされ、圧倒的地位を確立している。フェリーはコンテナ船に比べてサービスのレベルが高い。たとえば、港湾内外での速度が速いし、柔軟性が高くさまざまなタイプの品物の輸送に対応できる。ヨーロッパの経験から学ぶべきことがあるとすれば、それはまさに「近海国際輸送では、フェリーは自然とコンテナ船にとって代わる」ということである。

 

(*)英国でよく見られたように、国が港湾を破格値で売却したような場合は、買い取った民間セクターはおそらく(借入金負担があまり大きくないために、)港湾料金を安くしてもなお十分採算が採れるのであろう。

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小樽フェリーターミナルと高速フェリー“しらかば”

航路:新潟〜小樽

旅客:926名  乗用車:80台  トラック:186台

速力:22.7ノット

(写真提供:新日本海フェリー(株))

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2. ステナライン 高速フェリー“ステナ エクスプローラー”

航路:ランレアレ(アイルランド)〜ホリーヘッド(英国)

旅客:1500名  乗用車:375台(又は乗用車 120台 + トラック 50台)

速力 : 40ノット

 

 

 

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