・質疑応答
(質問)
5ページの表でポート・チャージの話をされて、日本のポート・チャージは複雑であると。ユナイテッド・キングダムはシンプルであると。しかも特定重要港湾が高いというお話でしたが、恐らく、この辺に関してはマキノ君から日本における情報提供を続けるとなっていますが、それを見てもらうと、水先料、曳船料など、船を扱うことに関するプライベート・セクターの費用が4分の3ぐらいを占めている状態がおわかりになると思いますが、英国の場合はどうなのか。また、できることならば、帰られてからで結構ですが、日本の港湾の費用、ポート・チャージをシンプルにして、こういうふうに改善すればいいのではないかという提言論文をぜひとも出してほしい。以上です。
(ベアード)
まずクルーについてですが、どういう国のクルーを認めるかは、ヨーロッパの国によって違います。イギリスでは、私の知っている限りでは、クルーの国籍に関する規制はなかったと思います。イギリスのフェリーに乗っているクルーの多くは、ほかの国からやってきています。例えばポルトガル国籍の方、あるいはフィリピンの方も多くいらっしゃいます。
(質問)
フィリピンの方も大丈夫なのですか。
(ベアード氏)
ヨーロッパ内の輸送をしているフェリーの場合はオーケーです。
(質問)
それは労働時間の問題などあってなかなか難しいのではないかと私は思います。ECの外から働きに来るのは難しいのではないか。
(ベアード氏)
ギリシャだけが船上のクルーとして働けません。それ以外はありません。
特定重要港湾について港湾料金が高いと言いましたのはインドにいた旅の会社の方で、私の意見ではありません。港湾料金の高さについては、日本よりも、むしろイギリスの方が高いかもしれない。日本は水先料や曳船料が高いという話ですが、イギリスでは水先料は払う必要がない。船に工夫が設けられているので、タグボートのような費用は日本では高いのに比べてイギリスではそういうことは行われない。
(質問)
今の話でつけ加えたいのは、日本でもフェリーの場合は水先料の話とタグの話はないと思います。多分スラクターがついていますし、水先もないと思います。コンテナや国際航路の場合だと思います。
2点、指摘したい点と、教えていただきたい点があります。まず1点は、日本の運賃が規制されているというお話をされていたと思いますが、表向きはそうですが、恐らく調査された中でも聞かれているのではないかと思いますが、といいながら実態は世の中に余り明らかにされていないのですが、かなり割引というのがあって、実勢レートはかなり下がっているのではないかと言われている点が一つです。これは実はトラックの方も同じですが、フェリーについても同じように、価格面での競争は実際はかなり行われていると見ていいのではないかと思います。ただ、船幅についてはまだ現段階では規制がありますが、行く行くは規制が撤廃される方向で今運輸省も検討しているという点を指摘しておきたいと思います。