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3.5.2 長期補正

測位演算のために計算したGPS衛星の位置に長期補正の衛星位置の補正データを加算する。長期補正に衛星位置の変化率(速度)の項がない場合、時刻に関係なく、補正値を加算する。変化率の項がある場合には、補正値の基準時刻と現在時刻の差を求め、変化率による成分を加味して計算する。

衛星クロックの項は、擬似距離に対して加算する。

 

長期補正データの誤差の推定量は高速補正の誤差に含まれており、単独での誤差管理はない。

3.5.3 電離層補正

各衛星毎に、衛星位置とユーザの位置関係から、衛星の電波が電離層を貫通する点(ピアスポイント)の緯度、経度を求める。(MOPS Appendix AA-11〜A-13)式)貫通点を囲む4点のグリッドの位置を求める。

 

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