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2.1.4 メッセージ

完全性及び精度向上に必要な情報はMSASコードでスペクトラム拡散されたキャリア信号をさらに位相変調を行い放送される。

メッセージは第一に完全性と補正のデータを全てのサービス領域に対し同時に放送出来るようなバンド幅を確保し、次に完全性と補正の両方に関連するデータは必要なデータレートを最低にするため、重ならない(冗長にならない)ようにという原則のもとで定義されている。

 

データレートは250ビット/秒で、1/2 convolutional encoded with a Forward Error Correction(FEC)コードである。GPSの場合はメッセージは50BPSのBPSK変調で特にデータ復調という作業は必要ではなかったが、MSASでは250BPSのメッセージのデータを取り出すために、畳み込み変調の復調を行う必要がある。(図2.4)

 

023-1.gif

 

データの先頭の送信時刻はMSAS時刻の正秒に一致致している。データの1ブロックは250ビットであり、1秒に1ブロックが放送されている。(図2.5)

1ブロック毎にメッセージタイプが決められている。メッセージタイプとその内容を表2.6に示す。

 

 

 

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