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6.2.7 アラームの発信

 

地上側の装置には、常にオペレータがついて監視、操作しているとは限らないため、航空機の安全運航にかかわる事象やシステムの障害等が発生した場合には、音声アラームを発信してオペレータの注意を喚起する機能を持つ。

アラームの対象となる事象としては以下のようなものがある。

 

(1)位置通報の喪失

地上側から位置通報を要求しているにもかかわらず、機上側からの位置通報が受信できないような場合。

 

(2)到着予定時刻オーバー(オーバーデュー)

フライトプランとして登録されている到着予定時刻を経過しても、機上側からの到着時刻通報が受信できない場合。

 

(3)地上側のシステム異常

航空機の運航管理、運航監視、運航支援に影響を及ぼすような地上側システムの異常(通信回線異常、各種装置の動作異常など)が検出された場合。

 

なお、アラームには、基本的にはパソコン本体のサウンド機能を利用するが、外部インタフェースを用意することにより、外部の警報ブザーなどを鳴動させることも可能である。

 

 

 

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