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(2)気象データ種類・表示

VFRにおいて気象情報を提供する場合パイロットの視認性を考慮するとフルグラフィック表示が望ましい。また元のデータが画像ではなくてもARNAV社GeoNetのように文字データであるMETARおよびSPECIの情報をシンボル表示することにより、視認性を高めることが可能である。したがって画像データ、あるいは適当なデータ処理でグラフィカルに表示可能なデータが小型機に送信するのに適している。

航空機(特にVFR)において有用な情報として下記のデータが考えられる。

・レーダーエコー情報(降水強度、雲頂)

・気象衛星雲画像

・METAR/TAF(各飛行場におけるシーリングや視程の情報)

・天気図(気圧配置、前線の位置)

・アメダス(降水量)

・雷情報

また、将来的には実測データだけでなく予報データの提供も考えられる。

TWIPはフルグラフィック表示ではないが、これは、現状ACARSを搭載している大型機を対象に、特に新たに機上機器を追加しなくてもサービスを受けることが出来るためである。

 

(3)データ更新頻度

小型機は飛行時間が短いため、データ更新が頻繁に行われる情報でなければ運航中

 

 

 

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