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?気象情報をパイロットに表示することにより、飛行安全と飛行の効率を向上させることが可能である。NASAの調査によると、グラフィカルな気象情報をパイロットに提供することにより、代表的なUSフリートでは3〜5%の燃料が節約できた。

?E-Pirepsを収集することにより、全米の気象モデルを改良でき、気象の予測も大きく改善できる。

 

(3)システム構成

GeoNetの全体構成を図3-15に示す。

 

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GeoNetの送受信サイトは、図3-16に示すように1998年を目処に全米130箇所に拡大される予定である。さらにアラスカに96、カナダに65のサイトがある。送受信サイト数の増加により、3000ft以上のほとんどの空域をカバーすることが可能となる。各サイトとARNAV社に設置されている地上ホストであるSYSTEM 6とはワールド・コム社が提供するフレームリレー網によって接続されている。ホストと運航者等の端末との通信はダイヤルアップ接続により行われる。SYSTEM 6が設置されているARNAV社の運用センターはNOC(Network Operation Center)と呼ばれる。通信のレスポンスは50msecを確保している。

 

 

 

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