・Emergency(アドレス指定型)

・メンテナンス情報(アドレス指定型)

これらのうち、OOOI、Emergency、およびメンテナンス情報については、ダウンリンクスイッチによるボタン操作で容易にダウンリンクを行うことが可能である。

位置通報は、地上からのポーリングによって指定されたタイムスロット(図3-14参照)において行われる中位置通報は放送型であり、地上に対して位置通報を行うのと同時に周辺の航空機に対しても自機の位置情報を放送するいわゆるADS-Bの形態をとっている。位置通報の時間間隔(ポーリングの時間間隔)はトラフィック量により可変としており、特にアプローチ中の航空機については1秒間隔としている。

　

　

(c)ARNAV社の考えるVHFデータリンクの利点

ARNAV社は以下の理由から航空機に対するVHFデータリンクの導入を進めている。

?気象は航空機運航のクリティカルな要素である。そして、航空機運航遅延および航空機の事故の原因になる要素である。

?1990年においては、GAの27％、エアー・キャリアの33％の事故が気象の原因で発生した。航空機遅延の41％が気象のためで、それに関連した年間の支出は17億米ドルであった。

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