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2.5.4 管理(M)バースト・ダウンリンク

 

Mダウンリンク・バーストは、トレーニング・シーケンスとそれに続くシステム・データの2つの部分から構成されるものとする。

 

2.5.4.1 トレーニング・シーケンス

 

Mダウンリンク・バーストのトレーニング・シーケンスは、次の2つのコンポーネントから構成されるものとする。

・送信機ramp up及びパワーの安定化

・同期及び不定状態の解消

 

2.5.4.1.1 送信機Ramp Up及びパワーの安定化

 

2.5.3.1.1項での定義によるものとする。

 

2.5.4.1.2 同期及び不定状態の解消

 

このバースト・タイプには、3つの個別の同期シーケンスが使用されるものとする。S1として知られる標準シーケンスは、以下に示すものとする。

000 111 001 001 010 110 000 011 100 110 011 111 010 101 100 101

これは、左から右へ伝送されるものとする。

特殊シーケンスは、2.5.3.1.2項の定義によるものとする。網加入要求(S1*)を識別するために使用される特殊シーケンスには、以下のシーケンスを使用するものとする。

000 001 111 111 100 000 110 101 010 000 101 001 100 011 010 011

これは、左から右に伝送されるものとする。

注) S1*シーケンスは、S1シーケンスと非常に密接に関連している。S1*の16シンボルの間の15回の位相変化は、S1による15回の位相変化より、実際には各々180°大きい。この関係は、両シーケンスを同時に捜索する処理を簡素化するために使用することができる。

 

2.5.4.2 システム・データ

 

システム・データ・セグメントは、16個の伝送シンボルから構成されるものとする。48個の伝送ビットは、2つの連続した(24,12)Golay符号語をもつ24ビットのシステム・データとして符号化されるものとする。

(24,12)Golay符号語の符号化は、2.5.3.2項の定義によるものとする。

 

 

 

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