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2.5.3.1.2 同期及び不定状態の解消

 

トレーニング・シーケンスの2番目のコンポーネントは、以下のようなS2*として知られる同期シーケンスから構成されるものとする。

000 001 101 100 110 010 111 100 010 011 101 000 111 000 011 001

これは、左から右に伝送されるものとする。

注) S2*シーケンスは、S2シーケンスと非常に密接に関連している。S2*の16シンボルの間の15回の位相変化は、S2による15回の位相変化より、実際には各々180°大きい。この関係は、両シーケンスを同時に捜索する処理を簡素化するために使用することができる。

 

2.5.3.2 システム・データ

 

非3T構成のシステム・データは、32個の伝送シンボルから構成されるものとする。96個の伝送ビットには、48個の情報ビットと4つのGolay(24,12)符号語で生成された48個のパリティ・ビットが含まれるものとする。3T構成のシステム・データは、128個の伝送シンボルから構成されるものとする。384個の伝送ビットには、192個の情報ビットと16のGolay(24,12)符号語で生成された192個のパリティ・ビットが含まれるものとする。拡張されたGolay符号は、3つ以下の誤りを含んだ誤りパターンの訂正ができ、かつ4つの誤りパターンの検出ができる。

Golay符号化器の固有定義は、以下のとおりとする。

12ビットの入力ビット・シーケンスを列ベクトルxとし、24ビット出力シーケンスを列ベクトルyとするとy=xGとなり、行列Gは以下のように与えられるものとする。

116-1.gif

 

2.5.3.3 送信機Ramp Down

 

送信機パワーは、最後の情報シンボルの中央より後で2.5シンボルより後でないところで公称パワー出力に関して、[-60dB]であるものとする。

 

 

 

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