「時差は金なり〜とある陣中見舞いより〜」
仙台航空少年団 大友めぐみ
拝啓
日中はまだ厳しい残暑が続いている今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。皆様にいたっては、夏の猛暑で熱くほてった身体を、朝夕の快い風が癒してくれていることと思われます。
ところで、ご存じの通り私はこの夏アメリカのワシントンD.Cとメリーランド州を訪れておりました。今回の渡米は、学校の試験と重なってしまい、少々焦った時期もありました。しかし、家を離れた旅に出てしまえば、焦りも不安も全て期待に替り、少しゆとりを持って行動することができました。そして何よりも新鮮かつ貴重な体験が沢山できたことをとてもうれしく思っています。
まず。アメリカ人の人をもてなすHospitalityには感激しました。家族同様に迎え入れ、私達のことを考えてくれた、たくさんの人達。地下鉄の中で気さくに声を掛けてくれ、「百聞は一見にしかずよ。」と言ってくれたおばあちゃん。そして、メリーランドでお世話になったJim。私はみんな大好きです。
もう1つの貴重な体験は、ワシントンD.Cで体験することができました。世界各国のメンバー達がワシントンに集まり、交流を深めるという行事があったのです。そこで私はたくさんの友達を作り、話しをしたり、情報を交換し合ったりPartyをしたり…。そして、何より忘れられないことが、最後のスピーチです。人前でスピーチすることに対しては何も心配はなかったのですが、それが英語ということもあって私は少し緊張していました。
しかし、スピーチしてみると、原稿になかったことばが次から次ぎへと日から出てきて、スピーチは大成功でした。たくさんのIACEのスタッフやメンバーから“Nice speach”と言われ、「やってよかったな。」と思いました。
しかし、反省すべき点も多々あります。日本以外の国の人達は、国は関係なく積極的に友達を作っていました。我が国はどうだったでしょう?我が国には、積極性が少々足りないように思われます。そして、もう1つ。アメリカに行く前に、もう少し準備をすればよかったと思います。私自身、他のメンバーの人達と行く前に連絡を取り、内容の濃いアメリカ派遣にすればよかったと思っています。ですから来年の派遣団員にはそのことを期待したいと思います。
最後に、今回の派遣でお世話になった飯田さん、仙台の航空関係の方々に感謝し、この体験を生かしてこれからも活動していきたいと思います。
ということで、長々とお便りしてしまいました。それでは、お身体には何とぞお気を付けて…。
かしこ
追伸 日本とアメリカの時差は12時間。アメリカは半日前なわけで…
何となく得した気分だったのは私だけでしょうか…