特にAOPA(Aircraft Owners and Association)、現在の飛行場施設等や、他の事がすべて把握することができ、アメリカや国民のパイロットや他の国のパイロットの方々が多く加入している所では、地元のTV局の方々から、日本cadetの大友さんが代表で取材され、熱烈な歓迎ぶりに少しとまどいをかくすことはできませんでした。そのAOPAでは、マイクロソフト社のフライトシュミレーターをやらせて頂き、自分を含め他の人もまるで子供のように無邪気になって取り組んでいました。またフレドリックにある、アヴィエーション・メンテナンス・スクールの見学の際には、学生がどのように勉強してくかなどかなり詳しいことも説明してもらい、貴重経験となりました。
28日の午後からはグライダーを乗せて頂き、まるで始めて乗る時のように胸がドキドキして、上空ではシャッターの音がたえることなく響いていました。その時にも分かった事ですが、フレドリックはメリーランド州の西部に位置していますが、本で読んだ通り新鮮な空気をもたらす、山々、森林、湖が目立ち、特に牧場がよく目立ちました。
29日には、ボルチモア近郊にあるMartin Status空港からWestpointのとある空港にセスナで行き、フィラデルフィア上空を通過し、「自由の神」を左に見ながら一度旋回し、Westpointに行くという約2時間のフライトでありました。その時に僕は右側の操縦席に座らせて頂き、上空では左側の席に座っているパイロットの方が、「操縦してみるか」と言って下さり、喜んで操縦桿を握り将来パイロットになりたい自分にとっては、願ってもないチャンスでありました。非常にすばらしい経験をさせて頂き、パイロットへの夢を強くしました。ここでもまた気付いたのですが、フィラデルフィア上空やニューヨーク上空へとさしかかるにつれて、緑が少なくなり、高層ビルが立ち並ぶようになるので大都市のすごさを実感したと共に、ほんの少し外れた郊外には緑色一色のジュータンが広がっているのを見て、メリーランド州の緑の多さには圧倒されました。またセスナの中から初めて「自由の神」を目にした時(TVではなく本物の)、言葉では言い表すことのできない気持ち胸の底からわいてきたのをはっきりと憶えています。今度はもっと近くで見て、今回とは違う何かを感じたいものです。
ボルチモア・ワシントン国際空港では、U・S Airwaysの現役のパイロットの方が、管制塔を見学させて頂き、日本の空港とはけた違いに大きいことにはやはり驚かされました。またスポット上に見学させて頂いた時には出発10分前程度のB3の機体の見学をさせて頂き本当にアメリカ人のやさしさに感銘すると同時に貴重な体験ができ心から感謝してます。
30日には初めてメジャーリーグの試合を見に行きました。なぜか球場が狭く感じられさみしい気がしましたが、天気にも恵まれ一人興奮していました。ただファールボールをあともう少しというところで取れなかったことが、くいのこりでした。
31日にはST MARYSのOfficeに31日から2日間泊まらせて頂くステイ先のメリーさんが出迎えてくれました。