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もちろんこの2日間では昼食時には自由行動となり、ホテル外での初めての食事なので一般のアメリカ国民がつねに食べている食材の大きさ、味、共に驚かされました。特にジュースのケースの大きさには驚かされました。このような過程で3日間(初日を含む)過ごしたわけですが、その期間中に世界12カ国のcadet、特にオランダトルコのcadetと話しをして感じたことは、ほとんどのcadetがセスナやグライダーのライセンスを所得しており、日本の航空少年団(S・F・A)との違いを強く感じ、もちろんその国の文化や生活様式の違いにも強く感じましたがよりいっそう日本での活動を励まなくてはいけないことを痛感させられました。

26日からは今年の日本cadetの受け入れ州であるメリーランド州(車でワシントンDCから約1.5時間くらいの所にある)へと車で移動したのですが、昨年、訪日団を率いて日本に来られたジムさんが、今回メリーランド州での責任者として我々日本cadetと共に行動することになっていて、昨年度のホームステイ先が大阪であったこともありー年ぶりの激的な再会となりました。そのジムさんに車移動の途中にメリーランド州のCAPOfficeに行き、CAPの構造について詳しく説明して頂きました。我々はジムさんの家に泊まることになっていたのでボルチモアという都市を拠点として約5日間行動しました。ジムさんの家に到着すると奥さんのコレットさんに熱烈な歓迎を受けました。その日にはボルチモア周辺を車で観光させて頂いたのですが、日本でメリーランド州のことも少し調べて行ったので、その知識をもとにして話すと、メリーランド州はバイオテクノロジーや情報産業の一大拠点として地位を築き上げてきたのですが、その経済の原動力の中心には、その質の高い労働力にあり、アメリカ国内でも科学者及びエンジニアが最も集中している州でもあり、政府・民間を問わず健全な労資関係が堅持され、ストライキ等により失われる労働日数は全国でも最低水準であるということが町並を歩いたり、車内から見るとよく分かりました。また、メリーランド州を見て圧倒されるのは、「多彩な自然環境」であり、昔ながらの農漁村が古い町並みと共存していることが一目見て分かり、古風な開拓時代を物語っていました。

27日には、昨年と同様にボルチモア近辺の観光し、特にFort Mcffenryを見学した時には、戦場地になった所なので、昔の生々しさが残っていると思っていましたが、昔の生々しさはあまり感じられなかったものの、昔のボルチモアの歴史の1部がよく分かり、感銘しました。

またHard Rockcafe(ボルチモア)ではやはり人気が高いようで、多くの観光客でいっぱいでした。(ワシントンDCのHard Rockcafeよりも敷地面積が広く、人気もボルチモアの方がすごい)

28日からは、飛行機関連の施設を訪問し、行くたびに私達を気持ちよく出迎えてくれました。

 

 

 

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