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「IACEを通じてアメリカで感じた事とは」

大阪航空少年団幹部団員 新井郁朗

 

今回、私にとっては初めての海外旅行であったので、不安と期待とで胸が一杯でありました。

7月23日、午後12時15分に新東京国際空港を出発し、現地時間で午後11時21分、日本時間では24時21分に我々が目先したJFK空港(ジョン・エフ・ケネエディー空港)に到着しました。アメリカの空港は日本の空港に比べてかなり広いと以前から聞いていましたがまったくその通りで、滑走路の数が5本と数が多いうえに、全体の敷地面積がとても広くて旅客ターミナル等が広々と建てられているのが分かりました。ここからCAPの隊員の方々と対面するのかとばかり思っていたので英語で何を話そうかと考えていましたが、ここでは対面せず、ここから初めてアメリカの国内線に乗り、ワシントン・インターナショナル空港に行きました。このフライトは約1時間と短く、日本の国内線のサービスとの違いにとても驚かされました。

7月23日、3時30分、私達7人は日本を離れてから約17時間でやっとのことワシントンインターナショナル空港に到着しました。空港にはCAPの隊員で、1997年度のIACE(International Air Cadet Exchange)staffの一員である2名の方が私達を出迎えてくれました。そして世界12カ国(日本を含む)のcadet達が集まるヒルトンホテル(空港から車で約10分程度の所に有る)に車で移動し、その時に気づいたことですが、道路の整備が非常に進んでおり、アメリカでは車がなければ生活しにくいことが初めて分かりました。ヒルトンホテルに到着すると、IACEのstaffのみなさんから歓迎を受けました。その夜にstaffの2名の右と我々は、リンカーン記念館やホワイトハウス・USキャピタル・ワシントン記念塔、Hara Look Cafe FBI本部等を観光し、初めて夜のアメリカを味わい有意義な時間をすごしました。その時の移動と他の日の移動には地下鉄を使用したのですが、日本の地下鉄とは雰囲気が違い、特に気づいたことはプラットホームが暗く日本の半分くらいの明るさでした。

2日目からは初日に行った所と、アーリントン墓地、ペンタゴンをオランダ・トルコのcadet達と回りました。特にアーリントン墓地では初めてアメリカの墓を目の前にして見て感動し、J・F・K大統領の墓を見た時には、感動はピークに達していました。またペンタゴンというのは、合衆国国防省司令部の本部であり、合衆国国民とその子孫が「自由」の下で平和に生活できるために貢献することで、これ以上に厳しく、かつ重要な任務は他にはありません。国防総省の最高責任者は国防長官であり、軍人ではありませんが、合衆国軍隊の最高司令者である大統領によりその職に任命されます。またU・Sキャピタル内の見学の時には外見上の想像以上にすばらしく日本の国会議事堂とはまったくかけはなれた印象を受けました。

 

 

 

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