式の終りに私たちも歌を歌い拍手をいただいた。また州の上官からひとりひとりに記念状と州とCAPのマークの入っている名前の入った楯、幸せを呼ぶようにと小さなコインを下さった。そしてそれぞれが座っているテーブルの上にあるアメリカ、メリーランド、CAPの小旗のおきものをプレゼントしようと言っていただいてうれしさとくやしい気持ちで泣けてきた。ここまでしていただいているのに私はと思うとくやしかった。この日の会話が楽しめてなかったらもっとそう思ったかも知れなかった。家に帰っても感動が覚めきらず寝付けなかった。メリーランド州の最終日はNASAの宇宙センターを見学した。一般人向けのビジターセンターとは別に研究機関にもいれていただいてちょうどNASDAの衛星制作しているところを見ることができた。ビシターセンターではまた、解説のコースに乗って説明を聞き、歩いた。ただでさえ難しい技術が英語になって、なおさら理解に手間取った。昼食をとってワシントンDCのホテルにもどり、ジムさんとわかれることになったその時、その場にいた全員が同じ気持ちになっていた。涙をこらえて握手をして別れを告げ、また来ると約束をした。休憩をはさんで報告会を含めた事後のパーティーに参加した。どこの国からの報告でも航空機に接したことやホームステイのこと、その他その地方独特のことを楽しそうに話していた。この夜もかなり遅くまで起きていた。いざ帰国の途につくと早いものであっという間についてしまっていた。いろいろな思いの中でいくつかの言葉を交わしてみなと別れた。
羽田空港についてジムさんに、無事に日本についたこと、そしてお世話になったお礼を言いたくて国際電話をかけた。ジムさんもよろこんでくれて、しきりにまた来いとおっしゃっていただいた。本当にうれしい言葉で、かけてよかったと思っている。さきにも書いたがジムさんの存在は私には大きかった。約2週間の日程が終わってみて本当に早かったと感じ、ただの2週間とはくらべられないほど得るものがあった。この得たものは私のかけがえのない財産として、いつまでも忘れずに活用していかなければならないと心に誓った。
私は翌日から神奈川団の合宿で静岡に行って、朝食の途中に着いて子供達に遅い遅い!とたくさんの笑顔でたたかれました。この子たちもいつか航空少年団を続けていく中でこのプログラムに参加してほしいと思っています。この子たちにこのプログラムは遠くないはずです。このプログラムの本当の成功はこれから生きていく中で積み重ねていくもののはずです。これからも何事にもめげずに頑張ろうと思っています。
いろいろ迷惑を掛けたことと思いますが大阪の新井君、千葉の藤井君、福岡の伊丹さん、仙台の大友さん、岩沼の佐藤さん、どうもありがとう。感謝しています。そしてエスコートの飯田さん、ご苦労様でした、そしてありがとうございました。またこのプログラムに携わったみなさんに感謝します。ありがとうございました。