このビーチ、町、一帯は全米から観光客が集まるところだそうで、夏休みのこの時期に天気は快晴、となればなるほどと思った。町に入ってまずはゲームをしようとミニゴルフのコースに入って日本人2人とアメリカの学生(11才位)2人との4人で18ホールまわった。最初は年の離れていること、日本人ということで静かにしていたが、3ホールあたりからどんどん打ち解けて、ハッスルしたプレイも飛び出し楽しい時間を過ごした。昼食を取った後は、ウォータースライダーという滑り降りるプールに行った。しかし私はこの年まで乗ったことがなかった。高い所はあまり好きではないし、水の遊びも得意ではないのだ。エスコートはプールサイドで昼寝に入るという、何ごともやってみなければとアメリカで初めて体験した。あれは怖かった。落ちるときに逆さ向きやまわしながら落とされて自分でどうにもならないものだとやっぱり怖い。他にもいろいろなプールがあってほとんどのプールをまわって乗った。もう時間だ、とやめて車に乗ると次はその有名なビーチへ行くという。今まで泳いだのにと思いつつ今度は大西洋に入ってしまった。なぜだか海に入っている時にアメリカの海で泳いでいることに感動した。上がってからは1時間くらい自由時間をもらってビーチ沿いにならぶ店でショッピングやゲームをして、名物と教えてくれたフライドポテトを食べながら楽しんだ。夜はビーチに行った全員で家に移って夕食をとった。長い休暇で家が開くから日本からくる訪米国で使ってくれと貸していただいた家で、庭にはプールがあり地下にはビリヤードがあって立派な家だった。メリーランド州はカニの有名な産地だそうで、新鮮なものを段ボールいっぱい入っているものをいただいた。もう少しで帰国だねと話しにあがる夜だった。CAPの方々が帰られて我々とジムさんとになってトランプやジムさんの出すゲームをして楽しんだ。
シャワーを浴びてから地下に移って学生だけで話していると、ジムさんもやってきてみなで話し合いになった。すっとさっきまでのゲーム的な話ではなくて、私たちをIACEプログラム日本代表の航空青年として話をしていた。明け方までその語は続き、疲れが見えてきたところで終りになった。このプログラム自体の問題点、ホームステイのプログラムについて、日本の学生達の思い、交流することに対しての感覚、等尽きることはなかった。ジムさんはまた我々の質問にも真剣に答えてくてた。あのミーティングはその場にいた全員ずっと忘れないと思う。そしてその話で得た何かを残りの数日に活かそうと、残り3日が始まった。ショッピングを数カ所でして、バルティモアのジムさんの家に久し振りに戻り、休憩をとってメリーランド州をはなれる前夜としてパーティーが開かれる会場へ向かった。それまでに私たちは会場で歌を歌おうと準備をし、会場で車を降りるまで練習をしていた。会場はおどろくほど立派なところで、訪日団は7人だからと7つのテーブルが用意されそれぞれに席をとった。料理を美味しくいただいたが、私はそれよりも話した。一人でずっと近付いて機会を見て話しに入った。自分でもこれほど積極的になれると思ってなかったが背中をジムさんがたたいてくれた気持ちだった。どの方も私のつたない英語でも真剣に話してくれ、私が分からなければ別の言い回しを考えてくれ大変嬉しかった。