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3. 米国訪問を終わって

 

<所見>

アメリカ東海岸に位置するメリーランド州は人口500万人でボストン・アトランタ産業ベルト地帯の中心部に位置し、ニューヨーク、ワシントンDC、フイラデルフィア等へのアクセスが容易だ。

ボルチモア・ワシントン国際空港をはじめ、ワシントン・ナショナル及びダラス国際空港そしてアメリカを代表する鉄道アムトラックが大動脈ワシントン・ニュヨークを結んでいる。

首都ワシントンやニューヨークといった政治経済の大都市圏ととらわれがちなこの地域にも、大都会のイメージとはひと味違ったアメリカらしい多彩な顔があります。その多彩な顔の代表のうようです。チェサピーク湾に代表される大自然の雄大さと、ボルチモアやワシントンDC郊外を中心に展開される経済と政治活動が共存しています。

気温については温度カ氏95°-100°というところ。夕方、少し温度が下がり75°Fというところです。

食事は外食、ホスト宅で食事(朝食と夕食)そしてピクニック様式などで充分満足できた。

ところでCAP団に特に感じたことは「サーチアンドレスキュー(捜索と救難)」体制でCAPの隊員は皆このボランティア活動に使命と誇りを持ち、行動全てに向かう心意気が素晴らしい、訓練についても実践的でいろいろ見習うべきと感ずる。

日本の航空少年団の活動内容の質問をよく受ける。

航空関連の知識の習得、階級制度、飛行訓練、サバイバル訓練、精神教育や体力鍛錬等のいろいろな内容の実施に当たり隊員自ら協力していることが伺える。

我が、カデット達もこのボランティアの精神の必要かつ重要性を痛感したことと思う。

ジムさんは、我々がメリーランド州訪問中の間は休日をとっており、訪問中においては一緒に同伴し、9人乗りのCAPバンを常時利用し便を図ってくれた。

「ボルティモア滞在中は少し余裕があるので、こちらに到着してから話しあって何を見たいか、決めましょう」といった具合で気を使ってくれた。

毎日が興味深い内容に大変満足し幅広い知識と経験、そして素晴らしい友達を得られたことにCAPの方々やその関係の方々に深く感謝をいたします。

訪米当初、極めて重かった英会話を後半には大分軽やかになったカデット達は多大な進歩と自信を得た様である。

我がカデット達はすべてに於いてチーム・ワークを乱さず、素晴らしい航空少年団代表であり、一般の旅行では得られない貴重な体験と知識を取得し、交歓訪問の目的を充分に達し得たものと確信します

 

 

 

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