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1. 青少年航空教室の概要

青少年夏季航空教室は、(財)日本船舶振興会の補助事業として毎年実施してきたもので、本年は第21回目のものである。(財)航空振興財団は、全国各地の航空少年団の育成と活性化を図っている。毎年、夏休み中に行われる航空教室は、全国各団が合同合宿することによって事業効果を高めてきた。今回の航空教室は、特に幹部団員向けとして計画されたものである。良いリーダーを育てなければ組織は強くならない。合宿訓練に参加することにより、幹部団員の航空に対する興味、理解、知識を更に深め、リーダーとしての自信を持たせるため実施された。

(1) 事業計画

本年度の青少年航空教室は、次のとおり実施された。

1) 期日 平成9年10月10日-11日(体育の日の連休)

2) 場所 東京都大田区羽田空港1-1-2

航空振興財団 羽田綜合センター

3) 参加者 航空少年団幹部団員 30名

講師,教官等 11名

航空少年団本部等 5名

内訳 別添1. の参加者名簿のとおり

4) 研修内容 別添2. 航空教室のスケジュールのとおり

(2) 実施概要

本年の航空教室は、1年間かけて準備した愛知県青少年公園の夏季航空教室が台風のため中止となり、急きょ幹部団員向けとして計画を変更したものである。

会場等の手配がつかなかったので、30名用の教室としては手狭であったが、費用の節減を考慮して、当財団の羽田綜合センターにおいて実施することとした。

10月10日の体育の日の連休を利用して行ったが、出席希望者は案外に多く、2名以上の参加を希望する団もいくつかあった程で、これは新しい発見であった。

夏休み中は、幹部団員らのスケジュールは公私共につまっており、夏休み以外は休暇もとりづらい。今回の如く連休を利用した方が出席し易いことが判った。

1泊2日の密度の濃い内容であったが、予定どおりすべて消化し完了することができた。ヘリコプターの搭乗訓練、パラセール訓練等はバス等による移動に時間がかかるので、これを省略したことで、日程と費用を縮少することができた。

 

 

 

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