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〇 宵に雷鳴れば明日は凪。(神奈川・長井地方)

 

〇 大山の雷立ちと隣のボタ餅は必ず来る。(神奈川・腰越地方)

 

X. 積乱雲(垂直に発達する雲の一種で、積雲に似ています。

雲底は地表付近から2,000mくらいの高さですが、雲頂は10,000m以上に達します)写真10参照

 

〇 かなとこ雲は暴風雨の先触れ。(一般)

積乱雲の上部がかなとこ状になったもので、この雲が出来るときは積乱雲の活動が強いことを意味しています。雷、雹、突風を伴ってやってくることが多いので、かなとこ雲を見たならば注意しなければなりません。

 

〇 「帯をしめる(横に雲ができるる)」「雲の頭が平らになる」「水平線より浮き上がる」ときは上げ雨(にわか雨)がくる。(静岡・御前埼地方)

積乱雲(あるいは積雲)の形が、「帯をしめるように横に拡がる」「雲の頭が平らになる」「水平線より浮き上がる」ように変化するときは、積乱雲(あるいは積雲)が活発であることを意味し、にわか雨、突風などの影響が出てくるということです。

 

○ 入道雲が水平線にピッタリ付いているときは照り続き。(静岡・御前埼地方)

入道雲(積雲または積乱雲)は遥か遠い洋上にあり、しかもそれが動かぬことは、御前埼付近は安定した高気圧に覆われていて上天気であることを示しています。

 

 

 

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