〇 冬富士山くちきり頂上付近にちぎれ雲、まもなく西〜北西の吹き出し。(東京湾)
〇 いなさの入れ雲は、大時化の兆し。(千葉・那珂湊地方)
南東の風で、黒い雲が海から陸に飛んでいくときは大時化になるという意味です。
○ 東風(いなさ)の雲が早く流れるときは突風を伴う雨が降る前触れ。(神奈川・葉山地方)
低気圧あるいは前線の前面(東側)の雲は、東または南東から動き出します。この雲が早く西に流れるときは強い低気圧や前線が接近していることを示しています。
IX. 積雲(雲底はほとんど水平。広、つう地表付近から2,000mくらいの高さに発生しますが、発達した雲頂は高さ10,000mに達することもあります)写真9参照
○ 「帯をしめる(横に雲ができるる)」「雲の頭が平らになる」「水平線より浮き上がる」ときは上げ雨(にわか雨)がくる。(静岡・御前埼地方)
積雲(あるいは積乱雲)の形が、「帯をしめるように横に拡がる」「雲の頭が平らになる」「水平線より浮き上がる」ように変化するときは、積雲(あるいは積乱雲)が活発であることを意味し、にわか雨、突風などの影響が出てくるということです。
〇 入道雲が水平線にピッタリ付いているときは照り続き。