角度11度15分(11°15′)を船では1点と呼んでいます。4点は45度で直角2等辺三角形の性質を利用した航法です。針路に対する目標物の真横距離を求めます。
1) 自船の出している速力が今何浬か知っておく。
2) 物標が船首から45度に見えたら時計を読む。
3) そのままの針路で物標が真横に来たら時計を読む。
4) かかった時間と船速から走った距離が分かる。
5) 物標からの真横距離は4)の距離と同じ。
6) 正横時の方位と距離が分かるので船位が決まる。
他にも三角形の性質を利用した船首倍角法が有ります。
?両測方位法
1本の方位線だけで船位を求める方法です。普通ランニングフィクスと呼ばれています。1物標の方位を2回時間をおいて測り,針路と距離は分かっていますので1回目の方位線を走った距離まで平行移動して2回目の方位線と交わらせて船位とします。
1) 1ツの物標の方位を測り時計を見る。
2) 同一針路,速力で走り時間をおいて,又前の物標の方位を測り時計を読む。
3) かかった時間から走った距離を出す。