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皆さんの場合は,ほとんどが磁気コンパスかハンドコンパスを使われる場合が多いので内側の磁気(MAG)目盛りを使用します。

?A定規のAC辺をコンパス図の中心と測定した角度とに合わせます。A定規のBC辺に添えた定規のロハ辺をぴったりと当て動かぬ様に前述の要領で押さえます。AC辺をロハ辺に沿って先に測った物標が記載されている海図上の位置まで平行移動します。A尺のAC辺に沿って海図上の物標から2B位の軟らかい鉛筆で方位線をひきます。測定した沿岸物標の方位を海図上のコンパス図に刻んである角度目盛りに合わせるときには,コンパス図の中心と測定角度を合わせるだけでなく測定角度の反方位角の目盛りの3点を合わせる様にすると,より正確になります。例えば測定角度が40°だとすると,その反方位は 220°ですから40°,中心,220°の3点にA定規の辺ACを合わせます。測定角をαとするとその反方位角は下記により求められます。

α>180° 反方位……α-180°

α<180° 反方位……α+180°

A尺の辺ACに平行に定規の面に線が引いてあるときは,この線に前記3点を合わせます。線は透明な定規の面に描かれていますので影が無く合わせやすいからです。

?定規が小さ過ぎたり,コンバス図が海図上の目的物標と離れ過ぎて平行移動させる辺ACが物標までとどかない場合は一旦下記の様にして辺ACを移動(延長)させた上で正規の平行移動に戻ります。

 

 

 

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