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[国家港湾システム]

 

過去数年間のアルゼンチンの貿易は数量的にも価格的にも増加を示している。添付の表を見ればこの事がわかる。また、港湾において多数の品目の取扱い量が増えていることからも証明できる。例えば、穀物、副産物、油、コンテナ、魚、その他である(品目別の統計を参照)。

アルゼンチンの港湾は港湾事業法24,093が承認されてから、インフラ(基幹施設)と経営面で近代化の過程が始まった。近代化によって生産性は増加しコストは減少した。

現在は、港湾地点と生産地帯を相互に接続するよう調整したり開発する段階に来ている。これは地域(メルコスル)の加入諸国との相互連絡道路を改善したり、この地域の他のエリアに向けた海上輸出の強化を目的としている。

貿易の多数の品目を考慮すると、港湾を次のように分類することができる:

 

1) 河川港:

a) リオ・ウルグアイ港:果物と木材を主に扱う。(C・デル・ウルグアイ)

b) ラ・イドロビーア(水路)河川港:南半球を統合する最大規模のパラナ/パラグアイ水路のプロジェクトの一つとして役立つ。これらの港は農産物、鉱石、肥料、燃料、機械、製造品(バランケラス、ラパス)を取扱うために整備する必要がある。

c) ロサフェ海川港(民間の港湾ターミナル):この範ちゅうの港として代表的なものは、穀物の60%以上、副産物、油を輸出するサンロレンソ/サンマルティンとロサリオであるが、大きな接岸施設と原料処理の設備を持っている。また、鉱石の港として、ラアルンブレラ港と、もう一つの港がブエノスアイレス川の北部にある。果物輸出はロサリオ港である。

2) ラプラタ川港:

ブエノスアイレス港、ドックスル港、ラプラタ港を含む。ブエノスアイレス港とドックスル港ではコンテナ総取扱量の90%以上を集中的に取扱う。ドックスル港は燃料を大量に扱う。また、砂利、穀物、果物の荷揚げと荷積みもする。

3) 大西洋側中央部の港:

バイアブランカ港とケケン港はアルゼンチンのもう一つの穀物大生産地帯に位置している(主に小麦)。マルデルプラタ港には引続き沿岸漁業の魚が大量に集まる。

4) パタゴニア港:

漁業産物、燃料、果物、小規模であるが鉱石、羊毛、地方産物を取扱う(東サンアントニオ、Com.リバダビア、マドリン、デセアド、P.キージャ、ウシュアイア地方の産物)。

 

前に示したように、これらの港の多くは既に港湾施設を近代化しているが、これらの港湾と生産地帯や背後地域の国々を結ぶ陸上道路は整備中である。重要なものを南から北へ列記すると、以下のとおりである:

- バイアプランカ/東サンアントニオ/コンセプション(チリー)間の鉄道と道路。

- ブエノスアイレス/メンドサ/バルバライソ(チリー)間の道路と鉄道。

- ブエノスアイレス/ラパス(ボリビア)間の道路と鉄道。

- ブエノスアイレス/アスンション(パラグアイ)/クイアバ(ブラジル)(水路)間の水路、鉄道、道路。

- ブエノスアイレス/サンバプロ/リオデジャネイロ(ブラジル)間の道路、鉄道、海上路。

- バランケラス/イキケ(チリー)間の道路と鉄道。これはサントトメ/サンボルハ橋によって、ポルトアレグレに、より直接的に接続できる。

 

 

 

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