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(4) 港湾情報のEDI化

主なのもにPORTNETとCITOSがある。PORTNETは本船発着情報・船積予定情報(船社→PSA)、関連サービスの発注(船社→PSA,関係業者)、通関手続(荷主・船社→税関)等の業務に活用されている。これらの入力情報はMAINSと呼ばれる情報システムを通じて関係機関と共有されており、ユーザーは各機関の窓口ごとに同じ情報を入力する煩わしさから開放されている。

CITOSはコンテナターミナルの総合運営システムである。バースの割り当て、本船積み付け、ヤード管理を支援している。また、1994年からはすべてのヤードクレーンに自動位置検出システムが導入されており、クレーンオペレーションの迅速化・自動化に貢献している。

 

3) シンガポール港の管理組織

(1) 管理組織

シンガポール港の管理組織はMPA(Maritime and Port Authority of Singapore)とPSA(The Port of Singapore)により構成される。MPAとPSAはMOC(Ministry of Communications)に属する。MOCの政策は下記の一つのDepartmentと六つのBoardにより遂行されてる。

?@ MSD(Meteological Service Department):運輸部門、産業部門への気象情報の提供

?A CAAS(Civil Aviation Authority of Singapore):民間航空事業の監理と空港の運用

?B LTA(Land Transport Authority):陸上交通に関するインフラ整備と事業監理

?C MPA:海運政策の対外的利害調整、シンガポール港国際海運センター化の推進

?D PSA:あらゆる港湾サービス、施設の提供及び港の利用・開発の推進

?E PTC(Public Transport Council):バス、タクシー、MRTに関する事業免許の交付

?F TAS(Telecommunication Authority of Singapore):通信・郵便事業の規制・推進

 

 

 

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