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(5) 今後の中央政府の役割について

・ AGP(Administracion General de Puertos)は既定方針どおり消滅する。

そしてブエノス・アイレス港についても、中央政府、州政府、港湾関連産業の協会・団体からの代表者により、理事会を設置し、この理事会がコンセッション契約の管理をすることとなる。

・ ブエノス・アイレス港に特定して、中央政府が今後、関与する事項は以下のとおりである。

?@ ブエノス・アイレス港理事会への中央政府代表者の就任

?A ブエノス・アイレス港の開発計画の立案

?B 主航路の浚渫

?C 港湾と鉄道との関係調整

 

3-3 ブエノス・アイレス州管轄の港湾

(1) 概 要

・ ブエノス・アイレス州は州都がラプラタ市であり、ブエノス・アイレス市(国の首都であり、独立している)とは行政的には関係がない。

・ ブエノス・アイレス州には州が管轄する13の公共港湾の他に、民営港が1港、市管轄港が4港ある。13港のうちケケン港とバイア・ブランカ港にはすでに理事会(Board of Directors)を最終決定機関とする組合(Consortium of Management)が設置されている。

・ ケケン港とバイア・ブランカ港を除く11港については、ブエノス・アイレス州公共土木省ブエノス・アイレス港湾管理局の出先事務所(5事務所)により、管理・運営している。その事務所と管轄港湾は次のとおりである。

?@ Southern Parana Port Delegation

Sam Nicolas Port, San Pedro Port, Campana Port, Zarate Port

?A Dock Sud Port Delegation

Tigre Port, San lsidro Port, 01ivos Port,Dock Sud Port(旧ブエノス・アイレス港地区)

?B Rio De La Plata Port Delegation

La Plata Port

?C Mar Del Plata Port Delegation

Mar Del Plata Port

?D Coronel Rosales Port Delegation

Coronel Rosales Port

・5出先事務所の現在の業務は次のとおりである。

 

 

 

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