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?A 港の用地内での投資の活発化

 

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3-2 ブエノス・アイレス港

(1) 概 要

・ ブエノス・アイレス港は、ラプラタ川の河口から約205km西奥に入った地点に位置する港であり、全国の港湾取扱貨物量の90%をブエノス・アイレス港で扱っている。

同港は南部及び中央部の旧港郡と北部の新港部に区分され南部地区は液化天然ガス、燃料、船舶修理、苛性ソーダ、アルコール、石油化学製品、植物油を取扱う施設の他、25,000トンの穀物サイロなどがある。中央部はドック形式の約100年前に建設された地区であり、既にブエノス・アイレス市に都市用地として移管され、ショッピングモール等に再開発されている。

・ 北部にある新港には第1〜6までの埠頭があり、これらの施設が現港の中心的施設であり、コンテナ貨物、一般雑貨、穀物、ワイン、建設用骨材等が取扱われている。

以前は国の直轄管理下にあったが、近年の港湾制度改革により南部地区は州政府へ、中部地区は都市用地としてブエノス・アイレス市へ移管され、北部地区は国の管轄に残ったが、港湾法(法律24,093)の第12条により、最終的にはバイア・ブランカ、ロサリオ、ケケン、サンタフェの各港と同様の理事会方式による管理・運営となる。

・ 航路(:長さ205km、深さ32feet、幅100m)は将来、深さ1lm、幅140〜150mにする計画である。

・ 1996年の取扱実績

入港船舟白数    1,509隻

うち外貿用    1,240隻    (うち外国船籍1,207隻)

内貿用       369隻

貨物量   660万t

うちコンテナ貨物  420万t  (53万TEU)

コンテナ貨物量は1997年には65万TEUに増加する見通し。

 

 

 

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