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議題6 IMDGコードを強制化するためのSOLAS条約第VI章及び第V?章の改正

DSC 3/6(事務局) 新SOLAS条約第7章A部案

主要点:E&Tグループの協力の下に、事務局により策定された新SOLAS条約第?章A群集は、IMDGコードの適用を強制化することを目的としている。

1 MSC68の指示により、EとTグループは9月の会合においてIMDGコードの様式替えの改定作業の一環としてIMDGコードの適用の強制化について検討した。

2 本件を検討E&Tグループは、MSC68スペイン提案を考慮に入れた。しかしながら、時間的制約のため、E&Tグループはこの会合中にドラフトを完了できなかった。

3 結果として、事務局はE&Tグループのコメントを求めるため会期外に回章された新SOLAS条約第?章A部案を策定するよう指示された。

4 これらのコメントを考慮して、改正文書がこの提案の付録1として作成された。

5 小委員会は、現在の第7規則、客船による火薬類の運送に関する規則を削除することに賛成するE&Tグループからのコメントを銘記するよう要請されている。これらの要件はすでにIMDGコードの一般積付規定の一部に取り込まれている。

6 小委員会は、IMDGコード及びBCコードがそれぞれ別のパートにおいて取り扱う方法で改正されるべきであるという蘭の提案に注目するべきである。従って、SOLAS条約第?章は、次のように構成される。

A部:個品危険物の運送

B部:液体化学薬品のばら積み運送船の構造設備

C部:液化ガス運送船の構造設備

D部:固体ばら積み危険物運送

パートE:INF輸送船の構造設備

B部及びCと同様にNOGコード中の強制要件についてはA部においても繰り返す必要はない。

7 小委員会は、団体ばら積み危険物輸送、SOLAS条約第?章D部、の要件と検討するための可能な基本的文書として蘭により策定された付録2を検討するよう要請されている。

8 小委員会は、本件の更なる検討のたたき台として、付録1及び2の文書を検討するよう要請されている。

付録1:第?章-危険物の輸送 A部危険物の個品又はばら積み輸送:IMO対応委H9‐2‐4

付録2:第?章-危険物の輸送 D部固体ばら積み危険物の輸送:IMO対応委Η9‐2‐4

 

DSC 3/6/1(英) 危険物の定義及び分類

主要点:個品又は団体ばら積み危険物を定義するSOLAS上の基準の明確さ及び詳細の欠如により生ずる困難性を識別する提案。物質及び物品の基準及びリストを含むIMDGコードの一部を強制化する原則を支持す提案

取るべき措置:

.1 関連分類を含む危険物を定義するためのIMDGコード基準のSOLAS上の強制化の検討

.2 第?章第2規則(Classification)の改正文書の検討

.3 E&TグループにIMDGコード様式替え作成作業において、これらの提案を検討するよう指示すること。

1 危険物積載船の防火基準及び適合証書に関連するSOLAS第?-2章第53規則及び第54規則の適用に関し、英国に困難性が報告されている。

2 危険物とは、SOLAS 第?章第2規則に引用され、かつ、IMDGコードに従って分類されている貨物である。第?-2章第3規則29は、第?章第2規則に定める危険物と定義している。分類は指定されているが、第?章第2規則は、SOLAS条約上の危険物として分類されるための特別なルール又は基準の規定を設けていない。ゆえにIMDGコードのリストに掲載されておらず基準に合致しない化学的危険性を有する物は時々危険物をして取り扱われる。港の関係主管庁による要件の解釈により、時々第?-2章第53規則及び第54規則の全適用を要求されることになる。特に船舶の適合証書の要件について。

3 個品で輸送される場合には著しい危険性を示さないが、ばら積み輸送時には化学的危険性を示す(MHB)団体物質の場合は、IMDGコードを強制化する文脈の中で決定されるべきある。第?章第2規則の分類には該当しないために危険物として識別されないけれども、従って、第?-2章第54規則の火災防護要件を適用することが不可能であるが、化学的危険性があることは認言鼓されており、第?章第2規則2.3において規定されている。

4 物質及び物品に関するIMDGコードリスト及び危険物を分類する基準は、国連勧告のリスト及び基準に略整合されている。

5 危険物を定義するSOLASの基準の欠如は、「ばら積み船の安全荷役実施コード」に影響を与えている。コード付録5において、MSC/Circ.663貨物情報フォーム(推薦レイアウト)はIMO分類及び国連番号について引用しているが、第?章第5規則の危険物を除外している。これは、混乱している例である。

6 実際危険物の定義は、IMDGコードを参照して決定されるが、英国は、世界中の多くの港で異なった解釈をしていることを知っている。分類に関わるIMDGコードの基準が、すべての国で受け入れられている唯一

 

 

 

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