議題4 MARPOL 73/78附属書?の実施
DSC 3/4(独)個品海洋汚染物質の分類基準としての海産物の着臭汚染
主要点:MEPC40とMSC68は、海洋汚染物質の分類に関する基準として「着臭汚染(tainting)」を削除することとしたDSC2の決定を支持した。この文書は、この決定に従うためにMARPOL73/78附属書?及びIMDGコードへの具体的な改正を提案している。この提案は、lMO予算又は当該政府にとって財政上の問題を生じない。この提案は、荷送人と産業界の義務により生ずるコストを軽減するであろう。
採られるべき措置:パラ3から5関連文書:DSC 2/4/1、DSC 2/WP.5、パラ4.2、IMDGコード、MARPOL附属書?付録
1 DSC2は、IMDGコード及びMARPOL附属書?の規則に関する海洋生物の「着臭汚染」の関連性に関するドイツ提案(DSC 2/4/1)を審議した。小委員会は、「着臭汚染」がもはや収納された物質の分類基準として使用するべきではないということに同意した。MSC及びMEPCは、1997年の小委員会の決定を承認した。
2 「着臭汚染」は、IMDGコードの特別章の中で海洋汚染物質と規定されているようにMARPOL附属書?の付録の中で基準として載っている。GESAMPによる危険性評価に基づき、異なった分類の多くの物質がIMDGコード上の海洋汚染物質として分類された。これらの物質の多くは、海洋生物を着臭汚染する潜在能力のためのみで海洋汚染物質として個別スケジュールの中で識別されている。DSCと委員会の決定からIMDGコード上の海洋汚染物質に該当する全てのスケジュール及び基本的な規則は、規則中より「着臭汚染」の観点を削除するように改正されなければならない。
小委員会に要求する措置
3 小委員会は、MARPOL附属書?の付録の改正を提案することを要求されている。附属書?の付録の3番目の文章「海洋生物の着臭汚染をもたらす性質のあるもの(A[注1]欄の危険評価が“T”)」の削除(事務局注:この付録の2番目の文章の最後に“or”を加える。)
4 小委員会は、IMDGコードの以下の頁の中の多数の関連部分を削除することを要求されている。
.1 0162頁:23.3.2章の6番目の例“ENVIRONMENTAL HAZARDOUS SUBSTANCE,SOLID,N.0.S.(ナフテン酸カルシウム),クラス9,UN3077,P.G.,MARINE POLLUTANT”を削除
.2 0164頁:23.8章の3番目の文章“海洋生物の着臭汚染ともたらす性質のあるもの(A欄の危険評価が“T” )”を削除(事務局注:この章の2番目の文章の最後に“or”を加える。)
.3 0164頁:23.8章の表中のA欄の“T”を削除
.4 添付リスト1の58の個別物質に関して、個別スケジュール及びIMDGコードのGeneral Indexに載っている全ての「海洋汚染物質」分類を削除
.5 添付リスト2の34の物質に関して、個別スケジュール及びIMDGコードのGeneral Indexに載っている全ての情報を削除
5 小委員会は、IMDGコードの23.1.6章に従って、IMDGコードの中の海洋汚染物質として分類された物質であるが、この提案文書の添付リスト1又は2に載せた物質は、海洋汚染物質に適用されるIMDGコードの規定に従って輸送する必要はないということについて、所管官庁の賛成を得ることを要求されている。
添付リスト1、2(省略)