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IBCs本体が十分に粉末不漏性でなければ、IBCs本体へのコーテイングの塗布、溶接継ぎ目の使用及び粉末不漏性の閉鎖部を使用することにより運送できる。」

6 又は、26節付録2固体リストへ「26.3 Flexible」に関する特別要件3を削除した「COPPER CHLORIDE(国連番号2802)、(クラス8)、(容器等級?)」を新規登録する。

 

DSC 3/3/8(米国) 放射性核種クリプトン‐79のA1値及びA2値の付録1への追加改正

主要点:この文書は、IMDGコードクラス7付録1の表に核種クリプトン‐79のA1値及びA2値を含めることを提案する。

1 クリプトン-79は、現在IAEA規則(1996版)のテーブル1に含まれていない。ICAOの最近の会合において、ICAO‐TIにクリプトン‐79のA1値及びA2値を含めることが合意された。この決定は、放射性物質の専門家勧告に基づいている。核種クリプトン‐79が輸送され始めて以来、輸送を容易にするために、周知されているA1値及びA2値が含められることが望まれていた。

2 従って、IMDGコードクラス7付録1の表に次の核種クリプトン‐79のA1値及びA2値を追加することを提案する。

 

134-1.gif

 

3 小委員会は、この提案を検討し適宜決定するよう要請されている。

 

DSC 3/3/9(米国) 少量危険物規定の見直し

主要点:この提案文書は、少量危険物運送規定の一部見直しを提案している。荷送人から船員まで、コードの利用者の利益のために規定要件を明確にし、かつ、改善する。

IMDGコードの少量危険物規定の内ある規定について時々関係者の間で解釈の相違が起きる。これらの解釈の相違は、発端は運送書類の要件であるが他の規定にも関連することがあり、ときには運送の遅延及び不能に及ぶ例がある。このような相違がきっかけとなって、荷送人及び運送人双方の協力を得て規定要件を明確にし改善するために本提案文書は作成された。

発生した問題の一例は、代わりの正式品名“クラス・・・の少量危険物”の使用に関することである。

これらは、18.8項の運送書類の規定ではなく表示及び標札の標題の18.7.1.2.2項に規定されている。その結果、運送書類についてもこの正式品名の使用が認められるかという疑問が起きている。18.8.1項では、総則第9節に規定する運送書類要件の追加要件として“少量危険物”の文字を危険物申告書上に記載することが要求されている。上述の18.7.1.2.2項の正式品名が使用される場合に、“少量危険物”の文字を加えることが要求されるか否かしばしば質問される。この重複規定を削除する方法の一つとして、代わりの正式品名の“クラス・・・の少量危険物”から“少量危険物”の文字を削り“クラス・・・”の後に“少量危険物”を加える方法がある。(すなわち、“クラス3及び8の危険物、少量”:“DANGEROUS GOODS OF CLASSES 3,8,LIMITED QUANTITY” )

この方法は、運送書類の一般要件と整合を維持できる利点がある。

第9節9.3.4項では、割り当てられている場合には容器等級を記載することが要求されている。少量危険物規定を利用するために物質の容器等級を知ることは必要であるが、代わりの正式品名には容器等級が割り当てられておらず(?)、容器包装は18.4項に適合しなければならない。代わりの正式品名を使用する場合、運送書類には容器等級の記載を要求しない方が望ましい。

上述の類の解釈上の疑問に加え、特に船員について懸念される特別の問題とは、第9節の9.3.3項の規定であり、それは、代わりの正式品名の“クラス・・・の少量危険物”を使用する場合には危険物申告書に国連番号を記載する要件を除外していることである。国連番号は、多くの運送人及び責任者にとって緊急時の行動を即座に執る上で重要であると考える。

上記に鑑み、この文書のannexに記載されている提案を小委員会が検討することを申し入れる。必要であれば状況説明資料等を提出する用意がある。

ANNEX

第9節:危険物運送書類

1 9.3船積みを申告する個々の危険物及び物品に必要な情報としての基本的事項は次のとおりである。

ただし、“クラス・・・の危険物”と記載されている少量危険物については、18.8項を参照のこと。

2 9.3.2項中のエアゾールの記事を改正

少量危険物として運送されるエアゾール(UN1950)については、18.8.2項を参照のこと。

少量危険物として運送されるエアゾール(UN1950)については、区分番号は割り当てられず危険物申告書に記載するクラス番号は“2”とする。

3 9.3.3項中の次の文章を削除する。

3 1MDGコード記哉の危険物に示された国連番号。(“クラス・・・の少量危険物”と記載されてい

 

 

 

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