ンは毎日限られた時間、天候の許す限り運転されなければならず、また、如何なる場合も揚荷役の前には充分な時間運転されなければならない。」
ノルウェーは、石炭の通風要件は特に重要であることを指摘し、明確化を求めた。また、設備の冗長性の観点から、ファンは2個、具体的には吸い込み用と吹き出し用を設ける必要があるのでは無いかとの問題を提示した。
これに対して日本は、石炭運搬船の通風の方法は、BCコードの付録G(まだ出版されていない)に明確に記載されている旨と指摘し、了承された。
リベリアは、自然通風の要件の検討をDE小委員会に依頼する前に、各物質についてどの程度の通風が必要かを本小委員会でさらに検討すべき旨を指摘した。
結論として、各ばら積み貨物の通風要件については、さらに次回会合で検討することとなった。即ち、DSC 3/3/3とDSC 3/11/1は次回会合に送られることになった。また、次回会合に向けて、各国に通風要件に関するコメントを求めることになった。
(口)SOLAS条約第?‐2章第54規則及びBCコード付録Bにおける通風要件の適用方法について
蘭提案(DSC 3/11/1)の説明の後、議長はSOLAS条約第II-2章第54規則及びBCコード付録Bの適用方法について次回会合において審議する旨を述べた。
これに対して日本は、SOLAS条約第?-2章第54規則の適用範囲については他のDGで明確化のためのMSC/Circular案を作成しており、これに基づいて審議すれば良いこと、BCコードは明らかに勧告であることを指摘した。間は日本の考えを支持し、SOLAS条約第?‐2章第54規則の適用方法については、今次会合で明確化が図られた。(議題8関係参照)
(3)液状化物質試験法
? 経緯
日本は、3年間の研究プロジェクトを実施して、貨物の透水性評価に基づく液状物質判別法を開発し、前回会合(DSC 2)に提出した。前回会合においては、各国に提案文書が届いてから会合までの時間が短かったこと、各国とも専門家に相談する必要があることから、審議は今回会合で行うこととなった。
? 審議概要
最初に日本は、前回会合に提出した資料(DSC 2/12/1)に基づき、液状化物質判別法の必要性及び判別試験法の原理を説明した。続いて、今次会合の提案文書が審議された。
(イ)貫入法のビット圧の変更