? IMDGコードの様式改訂の時期に合わせて、同コードを2001年には強制化するために、次回のDSC4でIMDGコードを強制化するためのSOLAS第?章の 改正案をファイナライズする必要がある。[強制化施行予定日:2001.1.1(→これは手続き的に不可能で、2001.7.1)](ベルギー、蘭、スペイン、仏、スウェーデン他)
? IMDGコードの強制化については、政策的な観点から検討する必要があるので、MSCで議論すべ き。(メキシコ、事務局他)
? IMDGコードの様式改訂と強制化は同時に行うべき。(バハマ、ロシア、ギリシャ 他)
上記のように、日本としては、IMDGコードの検討すべき事項が多々あるので、当初のDSCの目標完了年である、2000年のDSC5でIMDGコードを強制化するためのSOLAS第?章の改正案をファイナライズすべきである旨を強く主張したが、IMDGコードの強制化のタイムスケジュールについての議論はまとまらず、次回のMSC69以降で再度検討することとなった。
1999年のDSC4でIMDGコードの強制化が最終化される可能性があるので、今後の日本の対応を検討する必要がある。
7.貨物に関連するIMO文書と訓練要件の実施(議題8関連)
(1)総会決議A.537(13)の見直し
A.537(13)「危険物を積載する船舶における貨物の取り扱いに関する責任ある職員の訓練」は、MSC第68回会合でSTW小委員会及びDSC小委員会が検討することとなり、今次会合で見直すことを予定していた。STW小委員会は第29回会合においてこの総会決議の見直しを行う予定であったが、若干の準備及び整理を行う必要のあることから次回に行うこととした。これを受けて、本小委員会もこの総会決議の見直しは次回会合で行うこととした。
(2)IMO文書に関連する訓練のためのガイドラインの策定に係わる行動計画の作成
議長の指示を受け、独のルース氏を議長とするDCにて作業を行うこととなった。DGではFAL 25においてSPI作業部会がリストアップしたIMO文書にBCコードを加え、IMO文書における訓練要件と訓練の対象となる関係者、訓練方法等について洗い 出し、複合輸送における訓練要件の策定のための行動計画を作成することとした。この洗い出し作業はDGに参加した各国が分担して行うこととし、日本はBCコード及び“Code of Practice for Safe Loading and Unloading of Bulk Carriers“を担当することとなった。(DSC 3/WP.Annex l)。作業の結果は本年6月12日迄にIMO事務局に提出のこと